リスクマネジメントとは
ABOUT RISK MANAGEMENT

リスクマネジメントとは、考えうる危機的な事態を回避、あるいはそのことによる被害を最小の費用で最低限にとどめるための仕組みや活動のこと、つまり、リスクを組織的に管理し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいいます。
経済のグローバル化や社会環境の急速な変化により、企業は様々なリスクにさらされています。
消費者や取引先、株主などに対する責任を果たし、持続的な成長を続けるためには適切なリスク管理を行う必要があります。そして近年、リスクマネジメントは経営上で脚光を浴びており、「コンプライアンスからリスクマネジメントの時代へ」とも言われています。

背景には2006年の会社法の施行により、株式会社では「損失の危険の管理に関する体制」を整備する必要ができた、という要因があります。2008年度から日本版SOX法が施行され、財務においてリスク管理体制の整備が求められています。
民間企業では、例えば、環境リスクに特化したり、不正リスクに特化したりして、様々な種類のリスク因子を使ってより高度なリスクマネジメントを行うところが増えてきており、これに伴い、従来の危機管理部門を発展させ、リスクマネジメントに特化した専門部署を置くところも多くなってきました。

安定した成長と繁栄は、すべての企業と人の願いです。しかし、現実には複雑化し肥大化した社会の中で企業を取り巻くリスクは増え続けています。
ひとたび事故を起こせば、企業も人もいくつかの責任を問われ、存亡の危機を招くことになります。
移りゆく時代の中を生きる企業にとっては、あらゆるリスクを洗い出し対策を立てて備えることは、安定した成長と繁栄をもたらす、重要な条件です。

リスクマネジメントには次のようなメリットがあります

  • メリット 1

    経営陣、取締役会のレベルで重要なリスクを認識しているため、突然の予期せぬ重要なリスクが顕在化し、慌てるという事態が少なくなる。

  • メリット 2

    リスク相互間の関係を理解することにより、リスクが連鎖的に大きくなっていく事態や、反対に打ち消し合うような状況をある程度予測できる。。

  • メリット 3

    リスクの優先順位付けを行い、リスク相互間の関係を検討することによって、限られた経営資源をより効果的に活用することができる。

  • メリット 4

    リスクの棚卸を継続的に行うことによって、企業を取り巻く環境の変化を素早く理解し、迅速な対応に結びつけることができる。

  • メリット 5

    最終的には、事業目的の達成や戦略のスムーズな遂行をサポートすることによって、企業価値の向上に寄与することができる。

弊社では、弁護士や税理士、行政書士、警察OB、IT技術者などの高度な専門知識や実務経験を有する10人を超えるスタッフが「チーム」として知恵を出し合い、それぞれの得意分野を活かして業務を分担することで、相談者の多様なニーズに応えることが可能な仕組みになっております。

”専門家同士の連携”という強みを活かし、相談者の方に満足していただける被害救済はもちろん、こうしたリスクマネジメントとしても活用していただけることを確信しております。

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